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OOPEGG Supreme Collection Stormbreaker Bass

2022/09/03 09:26:03

富山県に所在する当店にて展示するOOPEGG。
ギターからエフェクター、今回ご紹介するベースまで、多方面のスペシャリストが結集し「楽しい」楽器を創造するリコメンドブランドです。

日本のみならず世界的にも注目度の高い日本製ブランド。
東京に拠点を構えるOOPEGGはプロデューサーの畠山勝紀氏を筆頭に、マスタービルダー板坂竜宏氏、エフェクタービルダー安田翔悟氏国内外問わずアーティストリレーションを務めるギターデザイナー田鍋一真氏により創られています。常識に囚われない自由な発想と、美しさ、楽しさを感じられるものづくりが魅力でお薦めしたいブランドです。

新たなOOPEGG Supreme Collection「Supreme Collection Stormbreaker Bass」

Supreme Collection Stormbreaker Bass – Black #21096

Supreme Collection Stormbreaker Bass – Aqua Blue Metallic #21097

2022 NAMM ShowにてローンチされたOOPEGG Supreme Collectionの最新作「Supreme Collection Stormbreaker Bass」とはどのような楽器か深掘りしてゆきます。

Appearance

外観をご覧いただきいかがでしょう。
あまり前例を見ない水?球体?アメーバ?のようなツルっと流線形を描く独特なシルエット。ボディトップのアーチも均一ではなく外周の仕上がりとパーツ配置に合わせた変則的なものになっています。(アーチの要素もありちょっと柔らかそうな印象というのが個人的感想。)

▲ 4弦側ネックのつなぎ目から反時計回りにエルボーカット手前までは、高低差きつめのアーチに返しが付いたふっくらとした区間。

▲ エルボーからジャックプレート付近までが腕の当たりを想定したなだらかな比較的落ち着いた傾斜。
アーチにかかるテールピースの落とし込みも綺麗な仕上がり。

▲ ジャックプレートから1弦側ネックジョイントまでをジャーマンカーブ。

ボディのカーブというものにはそれを設計製作するに至るまで、様々な思いが込められます。例えば、プレイヤーの演奏スタイルでここが削られていればもっとスムーズにとか、丸すぎて滑るとか、音を作るための厚みとか、設計主がどのようなストーリーをたどってきたかで、造形は千差万別。実際に触れて弾いてみると、それぞれのアーチの持つ意図が感じられるかと思います。

表ではこう見えて、裏では実に堅実な作りをしています。表はアーチ、裏はフラット。ただのフラットではなく、身体への当たりを調整する浅めのバックカットが入り、OOPEGGの特徴でもある3点プレート+1ダイレクトのボルトオンジョイントとなっています。ジョイントも各ブランドで多種多様な形状方法がとられ、それぞれ手の当たり方ハイポジションへのアクセス具合が変わり、細かい話強度面、ネックの反りなどへの影響も考えられる非常に大事なポイントだったりします。

ボディ形状に合わせて描くヘッドストック。こちらもOOPEGG独特のサイズ感と設計になっています。1弦側に膨らむのではなく4弦側に伸びるような形状、ペグポストが1弦、4弦、2弦、3弦と奥に行く配置。角度付きヘッドであることもあり弦のテンションコントロールが考慮されています。使用するペグは「Hipshot HB6L Lollypop Key Ultralite」。ロリポップの丸く可愛いツマミは流線形のボディラインから世界観を合わせています。あとHipshot Ultraliteはさすがの軽さ。
ネックはMapleとMahoganyの5ピースラミネートを共通で使用し、接着による強度とハリのあるMapleサウンドにMahoganyのメロウなエッセンスを注入するセレクトといえましょう。

Original Hardware

OOPEGGでは毎度のことながらその造形世界観に合わせたハードウェアのセレクトがなされます。
Stormbreaker Bassでは、OOPEGGのオリジナルギターTrailbreakerでも使用するギリシャの「Halon Guitar Parts」と共同開発した、オリジナルセパレートブリッジが搭載されています。ブリッジ本体とテールピース共にコンパクトな設計で、ボディに伝える「振動」にフォーカスを当てたシンプルで洗練された造り。小さくOOPEGGブランドロゴが配置されています。

▲ ギリシャHalon Guitar PartsとOOPEGG共同開発のオリジナルブリッジ

Electronics

使用されるパーツの中でも突飛なアイデアが投入される注目ポイント。ピックアップと配線周りをみてゆきましょう。
早速ですが、このふたつのピックアップは「シングルコイル」か「ハムバッカー」かどちらでしょうか?

答えは、
ネックピックアップ・・・「シングルコイル」
ブリッジピックアップ・・・「ハムバッカー」

見た目だけでは分からない仕様で、ネックのシングルは「GUILD BS-1 BiSonic Bass Pickup」ブリッジのハムには「Serek LZN-B90 Humbucking Bass Pickup」が搭載されています。どちらのピックアップにも共通して言えること、それは各弦のポールピースの高さ調整が可能となっているといった点でしょう。GUILD BS-1は小さなポールピースに見えてただの高さ調整機構で回すと直線状にあるポールピースの高さの上げ下げができます。Serek LZN-B90は見た目の通りでポールピースを直接回して調整します。

▲ アメリカ・シカゴのハンドメイドベースブランドSerek Bassesのオリジナルピックアップ

▲ ボディトップのスイッチ類は3種、各ピックアップのスタックノブ仕様としてボリュームとトーンと配置。
そして気になる黒のノブ。

こちらのノブはプレートに記載がある通り4点のロータリースイッチが組み込まれ、ピックアップセレクターの役割を果たしています。ポジション1はフロントのみ、2はミックス、3はミックスにキャパシターをかませたサウンド、4はリアのみとなっています。各ボリュームとトーンのコントロールは勿論の事、ひとつのノブだけでガラリとキャラクターを変えていく面白さは流石と言わざるを得ません。


独特なアウトラインとボディアーチ、パーツセレクト、サウンドメイクなど取り扱い当初から謳い文句とさせていただいている「世界観」をこのStormbreakerでも思う存分お楽しみいただけます。今回紹介したSupreme Collection Stormbreaker Bassは、当店Blue Guitarsにて「Black」「Aqua Blue Metallic」を店頭に展示し試奏をお待ちしています。カラーオーダーなどもご相談ください。

OOPEGG製品気になった方は下の画像をクリック!

Written by
Ryota Hayakawa

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