blueguitars
facebook twitter instagram

【Today’s Pick】 ’79 Gibson ES-347 TD

2018/08/18 09:40:06

【Today’s Pick #15】

ここ最近の雨のおかげで湿度が高く、店頭のギター&ベースの弦交換/メインテナンスに追われている最中、湿気を吸いながらもカラッと乾いた素晴らしい鳴りの’79 Gibson ES-347 TDのご紹介。

※下の写真がストックしている個体そのものです。

347、余り馴染のないナンバーですが335、345、355のバリエーションモデルの一つ、いまから40年近く前の個体で70年代の楽器も今ではヴィンテージと呼ばれるようになりました。

このES-347、モデル自体は1978年にスタートしてから1991年まで生産されており、長いGibsonの歴史の中では短命に終わったモデルの一つ。

1991年と聞くとまだまだ最近に感じますが、27年も前のお話です。

当時、カラーバリエーションはこのサンバーストの他に、ナチュラルとエボニー(ブラック)も存在しています。

(ナチュラルやエボニーフィニッシュは希少なカラーとされていますが、2018.8現在、全世界でもサンバーストフィニッシュのFor Saleが一番少なかったです…)

※当時の資料を調べたところ、サンバーストの正式名称は”Antique Sunburst(アンティーク・サンバースト)”でした。3色どれも$999、珍しいと思いきやナチュラルもエボニーもレギュラーカラーの様です?

日本国内の市場も球数が少ないので主な特徴をご紹介します。

~Pickups~

1978年から1991年までいくつかバリエーションがあります。

初期モデルはだいたいタールバックのスーパーハムバッカーを搭載しています。おそらく。

後に、未だ根強い人気の”DIRTY FINGERS”やティム・ショウにより開発された所謂”Shaw PAF”が搭載されたモデルも見かけたことがあります。

今回ストックしているES-347はタールバックのスーパーハムバッカーを2基搭載。

写真からもわかりますが、一つのピックアップから2本のシールドワイヤーが出ています。

そう、このES-347、なんとコイルタップが可能。

シンボディのセミアコでシングルピックアップ搭載モデルはあまりありませんね?ES-330やカジノはフルアコ構造ですし…

通常はディストーションサウンドまでいけそうな出力の高いピックアップですが、コイルタップ時にはやや太いながらもシングルコイルのニュアンスがしっかりと残る、ブライトでサステインの良いサウンドを出力可能です。

※タップ操作はボディ向かって右のホーン部に取り付けられたトグルスイッチで行います。

~Tailpiece~

この時代の特徴の一つ、ファインチューナー付きテイルピースをもれなく搭載。(オリジナルです)

名前は”TP-6″といいます。

当時としては革新的なパーツで各弦ごとにボールエンドを支える駒とチューニング用のスクリューが用意され、スクリューを回すことで駒が前後し、微妙な調整ができるというもの。構造はやや違いますが、ロック式トレモロのファインチューナーとほぼ同じ調整幅です。

ただし、ロック式のそれとは違い、駒が前後するので各弦ごとに微妙な、本当に微妙なストリングテンションの調整も可能です。

ヴィンテージサウンドがお好みの方は軽量なアルミテイルピースに交換しても良いかと思います…

このパーツ、いまでも現役。新品購入可能です。

※通常のテイルピースのストリングホールより、ボールエンドをひっかける部分が数ミリ高いです。これによりブリッジを介して通る弦のアングルが緩やかになることで、スタッドでテイルピースを一番下げた状態でもやや弦のテンションは緩く感じます。

もちろんこの程度でしたらGibsonに慣れているプレイヤー様でも違和感なく弾いていただけると思います。

高めのテンションがお好みの方は太めの弦ゲージをお勧めします。

~Fingerboard & Head stock~

エボニー指板にブロック・ポジションマーカー、マルチバインディングが施されたヘッドストック。ここまでは同時期のES-335と同スペックですが、ヘッド・インレイはクラウン・インレイです。すこし寂しくも感じますが、オリジナルのロッドカバーに入る”ES-347″のフォントがいかにも当時らしくて素敵です。

そして、ブラスナットを標準搭載しています。通常のボーンやデルリンに比べて音量感が増しており、長いサステインも魅力的です。

~Condition & Originality~

約40年前の個体としてはグッドコンディション。

大きな傷は少なく、擦り傷や小さな打ち傷はあるものの、綺麗なルックスです。ヴィンテージとして心配なネックコンディションも良好で、オリジナルフレットは消耗が見られますが現状ストレスなく弾いていただけます。

トラスロッドは下の写真の通り、ロッドナットからロッドが飛び出ておらず、まだまだ締め付ける余裕がございます。

そしてもう一つ、木部の割れや修理歴もございません。

ネックセット部は塗装のクラックございますが、一番負荷のかかるポイントですのでほとんどのヴィンテージ楽器に見られる症状です。

このクラックも木部には影響御座いませんのでどうぞご安心ください。

エレクトロニクスではピックアップはもちろんオリジナル。

※ポット類でフロントピックアップのヴォリューム・ポットのトルクが他より固いので交換されている可能性が高いです。

現状、スイッチ類に若干のガリがございますが、何度か切り替えを繰り返すとガリは無くなる程度です。オリジナリティを優先しておりますが、交換してからの納品も可能です。

上でも言ってますが、市場でも数少ないES-347 TD、ナイスコンディション&オリジナリティをキープした個体ですので非常にお勧めです。

※レッドインナーのオリジナルのハードケースが付属します。

商品の価格、詳細はこちらよりお願いします。  → Thank you! SOLDOUT.

タグ:

買取キャンペーン実施中!!
【全国対応】【送料当店負担】【無料梱包キット】
【スマホで画像を撮ってWEB査定】

開進堂楽器 Blue Guitars (楽器センター富山 GCTOYAMA 1階)
TEL:076-433-0942 (10:00-20:00)
Mail:blueguitars@kaishindo-music.co.jp

SERVICE

Recommend Brand

SHOP INFO

開進堂楽器 楽器センター富山
住 所Address〒930-0992
富山県富山市 新庄町3-13-7
楽器センター富山1階
電 話TEL076-433-0942
営業時間Open Hour月~土:10:00〜20:00
日祝:10:00〜19:00
定休日Holiday水曜定休