Ogino Guitars 取扱い開始
山田です。
先日の「伊達英夫 ジャズ・ブルース ライブ&ワークショップ」の興奮冷めやらぬ中・・・
・・・富山県高岡市に所在する「Ogino Guitars」の工房へ。
2016年8月7日に、打田 十紀夫 氏が弊店でライブを行った際に荻野氏も来店されました。その際に今冬からの取り扱いをはじめたい旨をお伝えしていました。
※打田氏にOgino Guitarsをチェックしてもらっている一幕
そして2016年冬、Blue GuitarsとOgino Guitarsのリレーションがスタートします。
Blue Guitarsのある富山市より西側、呉西エリアの中心都市である高岡市・・・
実は私、山田の地元でもあります。
工房と山田の自宅は車で15分ほどの距離・・・
富山県高岡市(たかおかし)は、人口17万人の富山県北西部の富山県第2の都市・・・加賀藩主前田利長が築いた高岡城の城下町として発展し、高岡城の廃城後は商工業都市として発展しました。伝統工芸の高岡銅器に代表される鋳物の生産が盛んで、豊かな水と電力を背景にアルミニウム工業も発達しました。
鋳物(いもの)・・・金属を流し込む型を鋳型(いがた)、その型から取り出してできた金属製品。 様々な鋳造方法・加工技術を用いることで 鋳物の可能性を拡げ続け、全国にも展開してる「能作」も高岡市の企業です。
※金属ながら形が変わるユニークなKAGOシリーズ
高岡城の跡地は国指定史跡の「高岡古城公園」として市民に親しまれており、2016年10月10日には「古城公園 JAZZPARK」が行われたばかり・・・
Ogino Guitars・・・ルシアー荻野氏の工房はその高岡市に所在しています。
杉田健司 氏、アービン・ソモギ 氏 のもとで、そのギター製作技術を研鑚してきた荻野氏・・・
ダイナミックなサウンドの中に繊細さを併せ持ち、豊かな低音と音量感を内包する氏のギターは、伝統産業がリノベーションを始めているこの高岡市から世に送り出されています。
工房には、先日のイベントで使用した荻野氏のプライベートギター「Hina」(写真右)と、Woodstockのギターショウでピエール・ベンスーザンやカーキ・キングにも弾いていただいたという新作「Lisa」(写真左)がかかっていました。荻野氏のギターには全て女性のファーストネームが銘打たれます。
「Hina」は氏の愛娘の名を冠した完全なプライベート・ギターで非売品。自身で使用するため通常のOgino Guitarsとは違うイコライジングがされているのも特徴です。ピックアップをインストールすることが前提に設計され、ラインアウトしたサウンドをベストにするため、生の鳴りは押さえられています。先日のライブではこのギターをあえてマイキングでピックアップしました。
荻野氏のギターは先述の通り、低音の豊かさと音量感を肌で感じながらも、音づまりのない抜けるサウンドが特徴的。「Hina」はそういう意味では、少しおとなしい印象。氏は自身の嗜好であるブルースや弾き語りをイメージして「Hina」をビルトしたとのこと・・・
※ピックアップはL.R. BagsのLyricがインストールされている。アンダーブリッジのコンデンサーマイク 1wayの構造。
最新作「Lisa」は、イングルマン・スプルースTOPに極上のフレイムが入ったヨーロピアン・メイプルS&Bを採用したOM。ブリッジはハカランダです。ロゼッタはレッドウッド。
メイプルS&Bのギターというのは、アコースティック感が乏しく、アタックが強調される印象を持っていましたが、「Lisa」はまったくの逆・・・不思議な体験でした。
何度か噛みしめて弾いていると、メイプルの立ち上がりの早さはやはり感じられるのですが、必要以上のトレブリーさはなく、非常にメロウでもあり、そして豊かなアコースティック感、そして音量感に驚かされます。いつまでも弾いていられる心地良さが極まるサウンドでした。
荻野氏のギターはSide材をダブルレイヤーすることも特徴の一つですが、本器はレイヤーしていないとのこと。
※「Lisa」とルシアーの荻野氏
Blue Guitarsと荻野氏のリレーションは2016年冬、今冬からスタートです。
どういったギターがファーストロットとなるか・・・
続報をお待ちください。
タグ: MADE IN TOYAMA, ogino guitars, 工房探訪記
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