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KORG チューナーミーティングにて・・・【夏音2018】

2018/07/20 05:06:47
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こんにちは!

Rock Label 尾島です。

7/19 名古屋にて行われたチューナーミーティングに参加して参りました!

ミーティングといっても研修に近い内容で今一度初心に戻ってチューナーと向き合ってきました。

1975年からKORGはチューナーを研究し続け、現在までで40年以上チューナーを作り続けているメーカー

今回の研修ではその拘り熱意を感じて参りましたので、皆様におすそ分けいたします(笑)

 

純正律と平均律

ではまず、チューナーとは実際にはどんなものなの?という部分から・・・

ご存知かと思いますが、チューナーは振動ないし信号で今鳴っている音がどの音階なのか。

その音に対してどのくらい実際の音は低いのか高いのかという事柄を検知してくれるのです。

あっさり音を合わせてくれるチューナーですが、実はかなり計算されているのです。

そこで出てくるのが「純正律と平均律」です。

 

●耳の良い人が自分の耳でチューニングすると一生音が合わない?

これはどういう事かと言いますと、

人間が自分の耳で心地良いと感じる和音は主に純正律で合わせている場合が多く、純正律では各和音ごとに規定の音の距離が違う。 

と言う訳です・・・

少し難しい内容なのですが、例えばG△を基準に純正律でチューニングし、綺麗な和音が完成します。

ここは特に問題なく、とても心地よい綺麗なサウンドです。

しかしG△に合わせたチューニングで AmやD△を弾いてみると少しずれて聞こえてしまうのです。

というのも、これは前述した音の距離が違うために起こる現象で、メジャー/マイナーの関係ではなく単純な音の距離。

ざっくりいうとG△のトニックからM3rdの距離と、D△のトニックからM3rdまでの距離が違うという事。

それ故に耳が良い人が自分の耳で(純正律で)合わせるとチューニングが終わらないという訳です・・・

そこでこの問題を解消したのが平均律という考え方で、チューナーではこの平均律を採用している。

前置きが長かったですが、ここを私は伝えたかったです(笑)

悪い言い方で言うと平均律は「妥協案」という考えではありますが、現代の音楽ではこの平均律が主流になっていますね。

深く考えなくても良い事ですが、彫り上げるならばチューナーとはこんな機材です!

 

ちなみに、5フレットのナチュラルハーモニクスで合わせる場合も純正律になるので、

ナチュラルハーモニクスでチューニングした場合は、和音次第では濁って聞こえたり音がうねってしまうので

注意です。

「耳が良い人ほどチューナーが必要!!」

KORGの担当者さんが言っていた言葉を思い出します・・・

 

新製品POLYシリーズ

すでに発売済みですが、KORGではAW-OTG,OTB。

それら各種のPOLYが発売されております。

ディスプレイに有機ELを採用している事もあり、画面が明るくプリントした絵を見ているような質感で

従来のチューナーよりとても見やすくなっています。

それ以上にPOLYシリーズが優れているのが、「6弦全ての音のズレを同時に検知してくれる」という部部ですね。

解放弦を鳴らすと全ての弦の今の音階とズレを瞬時に計測し、どの弦を修正したらよいのか一目瞭然。

これによりチューニングの時間が減り、特にギターを持ちながらMCを行うフロントマンにはオススメで、

POLYを使えばチューニングに時間を使わず、余計な神経を使うことなくMCに集中できる訳です!

 

●もちろん初心者の方にもオススメ

これらのチューナーには和音(ド、ミ、ソなどを同時に鳴らす)を弾いた時に、今何のコードを鳴らしているのか

ディスプレイに表示してくれる機能があります。

最初のうちは見失いがちなコードネームの理解ですが、この機能があればかなり練習が捗ると思います!

また、中級者におすすめポイントとしてはナインス、セブンスはもちろんディミニッシュからジャズで使われるような

複雑なテンションコードもばっちり検知してくれます!

練習の目安にはもってこいかと思います!

 

旧モデルのバージョンアップも・・・

KORGは以前から出ているモデルのバージョンアップにも力を入れております。

例えば、

↑これが旧モデルの「KDM-2」

 

 

↑これが新モデルの「KDM-3」です。

 

ます見た目からガラッと変わっていますが、KDM-3の方がメトロノームの音色が多く

音量も従来より大きく出力できるよう改善されています。

一番大きな部分としては、KDM-2では下の丸いツマミ(テンポを調整するツマミ)を操作する時に

片手で本体を押さえ、もう片方の手でツマミを回さないといけない。

少し手間のかかる動作でしたが、KDM-3では製品自体が三角錐になっていて重心が下よりになっています。

そのために丸いツマミを操作する場合でも片手で操作が可能になっています!

煩わしい操作がノンストレスに改善されていて。素晴らしい着眼点だと思いました!

 

最後に

いかがでしょうか。

チューナーの奥深さに少しでも共感いただけましたら、嬉しいです!

当店でもKORG製品のチューナーを取り扱っておりますので、是非ご来店くださいませ!!

では、また次の記事でお会いしましょう!

 

ちなみに下記リンクから私が書いた記事一覧にアクセスできますので、

ご一読いただけましたら幸いです・・・

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尾島 雄三

 

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