2014年11月16日
Categories : 木管楽器 , 管楽器
こんにちは!
ご無沙汰です、管楽器担当の安念です!
先週1週間ほとんどお店におらず、ご迷惑をおかけいたしました。
また通常通り出社しておりますので、ぜひぜひ遊びに来てください♪
さて、なぜ先週はほとんど居なかったのかというと、
ムラマツフルートへ長期の技術研修へ行ってまいりました!
あいにく、外壁は工事中でさっぱり見えませんでした(笑)
そんな理由で今日はムラマツフルートをご紹介していきます!
あ、今日の記事は非常に長く、マニアックなのでムラマツやフルートを好きな方や技術の話が好きな方以外は
面白くないかもせれません(汗)
まず、株式会社ムラマツフルート製作所は、1923年に創業した、世界中で愛されている日本を代表するフルートメーカーです。
ムラマツのこだわりは、何と言ってもラインナップすべてがハンドメイド。すなわち「手作り」で作られています。
という由緒あるメーカーですが、伝統を持ちつつも革新を常に行い続けているメーカーでもあります。
特にトーンホールを塞いでいるタンポ(パッド)と呼ばれる部分は特殊なものを使っています。
これにより、ムラマツならではのキィを離した瞬間に反応良く音が切り替わることを実現しています。
非常に素晴らしいタンポなのですが、交換にはいろいろと気を付けないといけない部分が多く、
研修を受けないとこれは交換できません。
実際、他社メーカーさんは基本的にごく一部を除いてタンポをお客様に販売しておりますが、
ムラマツは研修を行った相手でないと販売を行いません。
ですので、ムラマツのタンポ交換が必要になった場合は、自分で交換しようとせず、
当店におまかせください。
他にも、村松楽器販売株式会社様の新宿店の修理室にも研修でお邪魔してきました。
お店の様子↓
この修理室では日頃皆さんが使っているフルートの修理・調整を行っています。
基本的にこのお店だけで新品に近い状態まで再生できるだけの技術者と設備が整っています。
研修に行って思ったことは、今までもムラマツフルートと言えばこだわりのあるメーカーと感じていましたが、
間近で働く方たちやそれを統括する方を見聞きするとフルートに対する情熱が非常に伝わり、
少しでもフルートがより良くなるために努力を惜しまない企業姿勢に胸を熱く打たれました。
そしてシビアにフルートを作り続けることにより、多少の個体差はあるにしろ、どれもどれもとてつもなく精度が高かったです。
入門用といわれるEXでも総銀のモデルや金のモデルとまったく変わらない作り方(多少素材に合わせた方法はありました)で
作られ、最後には「鳴り」を見るために熟練の職人さんが音を出し、最終の微調整を行う…
ムラマツのハンドメイドがそこにあるんだなと感じました。
企画とムラマツの間を取り持ってくれた日本総発売元の(株)モリダイラ楽器様に深く感謝申し上げます。
最後に、この研修を活かして皆様の楽器をさらに満足のいくように調整できるよう、良きパートナーとなれるよう精進してまいりますのでよろしくお願いいたします。
こんな長い記事をここまでお読みいただきありがとうございます!
まだまだ語れるので、気になる方は安念までお声かけください(笑)
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