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HF-Fuyuzakura’21 SF,S-ESU/ATB (SKSW) 【Deviser One Day Guitar Show 2021】

2022/04/15 08:23:20

三村です。

コロナ禍ということもありオンラインで行われた『Deviser One Day Guitar Show 2021』。

当店White Guitarsでは当店カラーのWhiteにちなんで冬桜モデルを各種入荷しました!今回はその中から「HF-Fuyuzakura’21 SF,S-ESU/ATB (SKSW)」をご紹介していこうと思います。

HEADWAYとは

~以下メーカーサイトより~

 マスタービルダー百瀬恭夫が1977年にスタートしたHeadway Guitarsは「一生涯を掛けて弾き続けて頂けるギターを作る」という信念を胸にギター作りを続けています。欧米の伝統のギター製作から学びながらも独自のギター製作の技法を開発、長い年月をかけて発展させてきました。40年以上経た今なお、より良いギターを作るために日夜研鑽を積み、技術の発展にあくなき向上心を持って取り組んでいます。 百瀬恭夫をはじめとしたマスタービルダーが手がける一本物の最高級ライン「Customshop」、経験豊かな飛鳥工房の職人達による「Aska Team Build series」、Headwayの職人精神を受け継いだ「Japan Tune-up series」や「Universe series」シリーズまで、幅広いラインナップを展開します。

アコースティックギターは勿論、ウクレレ・ウクレレギターも展開しており品質が高く末永く使用できる楽器を制作しているブランドです。

その品質の高さと演奏のしやすさからソロギタリストでインターネットで活動中の「おさむらいさん」氏や、2006年4月に横浜で行われた〝フィンガーピッキングデイ 2006”にて最優秀賞を受賞した「わたなべゆう」氏も愛用。

以下のブログから実際の工房の様子を見ることができます。

ギターに落とし込まれたストーリー性

ここからは『HF-Fuyuzakura’21 SF,S-ESU/ATB (SKSW)』に施された工芸品とも呼べる美しさについてみていきたいと思います。一見冬と桜は季節的にミスマッチなようにも思えますがさすがはHeadway ASKA Team Build!この季節のミスマッチさを生かし一つのギターとしてうまくデザインに落とし込んでるように思えます。それでは見ていきましょう。

降りしきる雪と桜の儚さ

ヘッドには雲に隠れた逆三日月のインレイ。その下に雪の結晶と桜のインレイ。空から舞い降りる雪を表現しています。

一般的な桜は花弁を5枚付けるものですが、雪の結晶の周りを象るようにデザインされた桜の花弁は6枚です。
これは、所謂『四つ葉のクローバー』のような変異種で、見つけることができれば幸せになれるという云い伝えがあります。

指板にはヘッドにデザインされていた空から舞い落ちる雪の結晶と舞い散る桜のインレイ。桜のインレイには雪の結晶の周りを象るようにデザインされており、見事に冬と桜を調和させています。

細かなピンクパールのインレイワークが夜空を模した漆黒のエボニー指板に良く映えます。

ボディトップには本モデルの最も特徴的と言える部分である桜ホログラフィックが。

ピックガードやブリッジにさりげなく雪の結晶があるのもポイントです。

ボディバックは一人歩く『和傘の女性』。積もるほどの雪が降りしきっていたのでしょうか。道には女性が歩いてきた草履の跡が残っています。

その情景をセンターピースに採用したフレイムトチで表現しているのもHeadwayならでは。栃の木が持つ自然の白い木肌と塗装のThin Urethaneのホワイトカラーが見事にマッチしています。

如何でしょうか。ヘッドからボディにかけて雪降りしきる中を歩く和傘の女性のストーリーを見事に表現していると感じました。冬の寒空から地面へ向かっての一つの物語をこのHF-Fuyuzakura’21 SF,S-ESU/ATB (SKSW)に落とし込んでおります。

桜ホログラフィック

先述した桜ホログラフィックをご紹介いたします。

ボディトップ&バックには見る角度、光の当たり方によって朧げに姿が浮き出たり消えたりする桜がボディにデザインが施されています。(見る角度を変えると桜模様の『桜ホログラフィック』が見え隠れします。)

主張しすぎることなくさりげない儚さを感じられるこちらは冬桜モデルにピッタリです。

サウンドホール

ハードケースの他にこのモデル専用にデザインされたサウンドホールカバーが付属します。

スペックとサウンド

実際に本器を鳴らしてみると低音が強くそれでいて煌びやかさを兼ね備えたレスポンスの反応が良いサウンド。ボディ鳴りがバランスよくギター全体が鳴ってくれる印象がありました。どんなマテリアルが使われているのかを見ていきたいと思います。

希少材アディロンダックスプルース

今回の冬桜モデルの注目するべきポイント!

なんとアコギの中でも最高峰のトップ材”アディロンダックスプルース”を使用した特別性です。希少の価値の高い木材でタイトな低音が特徴です。

黒々としたエボニー指板

指板に使われているのは黒々としたエボニー指板。こちらも近年希少価値が高くなってきています。

レスポンスの良さはここからきているように感じました。

Headway史上最も薄い「Extra Slim V Neck」

ネックにはHeadway史上最も薄い「Extra Slim V Neck」を採用しております。
フィンガーピッキングスタイルや、早くテクニカルなフレーズを弾きこなすために薄くナローなネックグリップを好むプレイヤーの方へ向けて開発されたHeadwayが考える最も薄いグリップシェイプです。

またサテンフィニッシュのサラサラとした手触りも演奏性の高いポイントです。

ブレーシング

Headwayオリジナルの「34 Semi-forward-shifted, Scalloped X Bracing」

ブレーシングをサウンドホール側に寄せることにより、ホール内で音が反響する部分を増やし、より低音豊かに鳴ってくれます。
ブレーシングはスキャロップされているのでレスポンスが良く、手に取った瞬間からよく鳴ってくれるのもポイントです。

ルックスだけにこだわるのではなく、プレイアビリティもしっかり考えられた設計に。実際に持った時の特別感は勿論のこと、末永くご愛用いただけるモデルになっています。

サウンドレビューは動画からどうぞ👇

春の桜モデルキャンペーン開催中!

Headway ATB Series 桜ギターを購入した方にHeadway桜ギター×白木染工場『桜染めハンカチ』がもらえるキャンペーンが実施中!(応募期間は4月30日までになります。)

詳しくはHeadway公式ページから👇(画像クリックで飛べます)

最後に

いかがだったでしょうか。

今回の冬桜は末永く扱えるアコースティクギターが欲しい方や、高級だったり希少な木材に目が無い人や、演奏性がありつつ、特別仕様のスペシャルなモデルを手に入れたい方にオススメなモデルだと思いました。

最後に商品リンクを貼って今回のブログはここまでにしたいと思います。

それでは!

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Written by
Takahiro Mimura

White Guitars

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