OOPEGG Super Retro Series 3種を試し弾き!
こんにちは。White Guitarsスタッフ福永です🤙
今回は今大注目のブランド『OOPEGG(オーペッグ)』が満を辞して世に送り出したエフェクターであるSuper Retro Seriesから3機種をご紹介いたします。
▼目次
・世界が注目するブランド『OOPEGG(オーペッグ)』とは?
・Super Retro Seriesとは?
・フルアナログコンプ Super Retro Compressor / OCP-1
・ノイズレスでスムースなファズ Super Retro Fuzz / OZZ-1
・シンプルな操作感のリバーヴ Super Retro Reverb / ORV-1
世界が注目するブランド『OOPEGG(オーペッグ)』とは?
『OOPEGG(オーペッグ)』は 大物有名アーティストが多数所属するあの「ビーイング」の関連会社『FAT』が手掛けるギターブランド 。
この 『OOPEGG(オーペッグ)』 は
田鍋 一真 氏(ギターデザイナー)
板坂 竜宏 氏(マスター・ビルダー)
畠山 勝紀 氏(プロデューサー)
の3者を中心に立ち上げられたブランドで、少数精鋭ならではの個性的でハイクオリティな製品を多数送り出し、
2020 Winter NAMM Showに出展のち瞬く間にPREMIER Guitar紙での起用や著名ミュージシャンの使用が決定する等、海外では既に注目の的となっております。
Super Retro Seriesとは?
OOPEGGのコンセプト「ネオビザール」に基づいて、「世の中にない、面白い、格好良い」ハイエンドエフェクトペダルを創造。
今や入手困難なヴィンテージペダルのデザインを踏襲し、OOPEGG独自のアイデア、それを具現化するべく国内外無数にあるパーツより厳選。
シンプルでありながら機能性を重視した「壊れにくい、分かりやすい、使いやすい」ペダルです。
早速レビューしていきます!
Super Retro Compressor / OCP-1
ライブやレコーディングにおけるギター用コンプレッサーのニーズを再確認し、様々なジャンルの演奏環境において実用性の高いフルアナログ回路のコンプレッサーペダルです。
コンプレションを強めにかけることができ、カッティング、リードソロなど様々な場面でギターのサウンドを際立たせる実用性と柔軟性を意識して設計されています。
TONEノブを搭載したことで、カッティングの際には不要な低音域をカットし、リードソロ時には高音域をカットすることで太さと伸びやかなサステインを作り出すことができる多彩な音作りが可能です。
更にVOLUMEノブを右(時計)方向に回して、ギターソロで音量を上げるクリーンブースターのような使い方や音量レベルの補正にも対応と汎用性、応用性の高い仕上がりとなっています。
VOLUMEやCOMPを持ち上げてもノイズは皆無。素晴らしいです。
コンプの効き方は比較的ナチュラルに感じられました。
COMPツマミ12時以降では利き方がより顕著に変化する印象です。
しばらく弾いてみたところTONEとATACKの組み合わせ次第でより広いサウンドメイクへの可能性を感じました。
・ノイズレスである
・原音を損なわないナチュラルなコンプ感
・TONEノブによる幅広いサウンドメイク
シチュエーションに応じた運用が可能なナイスなコンプです!
Super Retro Fuzz / OZZ-1
伝統的なファズ回路を使用し、轟音かつスムースで、個性的なサウンドを目指したOOPEGGオリジナルハンドメイドのファズペダル。
芳醇な中音域を持ち、現代のデジタルミュージックやバンドアンサンブルでも音が埋もれることのないファズサウンドを意識して開発されています。
ビンテージファズにありがちなブツブツと途切れるような荒々しい音ではなく、アッパーオクターブの混じったスムースかつマイルドなドライブサウンドとロングサスティーンを実現。
さらにギター本体のボリューム機能との追従性も良好で、ペダルのつまみ調節とギターボリュームによる手元の操作により、多彩なサウンドメイキングを可能となっております。
まず驚いたのはとにかくノイズレスであるという点。
入荷直後の試奏時にジャズマスターを使用しましたがGAIN12時付近で左手のミュートをしなくてもノイズは皆無。
GAINツマミ〜12時付近までは緩やかな効き幅でギター本体での積極的なボリューム操作による音作りがやり易く感じました。
12時以降から歪みが強くなり始めます。
MAXの位置でも破綻してしまうようなサウンドではなく、いわゆるどうしようも無い設定は逆に難しいかもしれません笑
またファズとしてはGAINを上げて行った際のボリューム変化は比較的少なく思えます。
・驚異的なまでにノイズレスである
・極端なボリューム変化のない扱いやすいコントロール
ライブ現場はもちろんのこと宅録環境でも活躍できそうです!
Super Retro Reverb / ORV-1
アナログサウンドのようなコシと艶のある原音を損なわないまま、程よい残響音とローノイズ化を実現したOOPEGGオリジナルハンドメイドのリバーブエフェクトペダル。
アメリカンヴィンテージアンプに搭載されるリバーブユニット/サウンドをイメージして、現代の多様化した幅広い音楽ジャンルに適用できるように開発されています。
更に基板内部にキルドライスイッチを搭載した事で、ライブハウスやレコーディング時に外部のPAミキサーを使用するシチュエーションにも対応した設計は流石の一言。
ギター/ベースアンプのプリアンプ(インプット入力端子)、FxLoop(アンプセンド/リターン)のどちらにも接続して使用することが可能です。
MIXツマミ12時あたりまでは穏やかな効き方です。
持ち上げていくと複雑なリバーブ成分が付与されていくのを感じられます。
個人的な感覚ではスプリング感もありプレート感もあり…さらに若干シマーリバーブに近いような成分も含まれているようにと感じます。
これは面白いですね。
個人的にはONからバイパス時に残響を残さないキルドライスイッチの存在も選択肢が広がってありがたいです。
・ノイズレスである
・リバーブ成分の表情が豊か
・ワンノブゆえのシンプルな操作性
様々なシチュエーションでも迷いのない設定が期待できます!
最後に
いずれもシンプルな操作感と幅広いサウンドコントロールが可能な扱いやすいペダルで即戦力間違いなしかと思います。
美しいアルマイト仕上げのスイッチハットも魅力の一つ。こちらはもちろんOOPEGG製です。
踏み心地と視認性の高さを兼ね備えていますがあまりの美しい仕上げに踏むことを少しためらってしまうかもしれません笑
3方向のネジ止めが可能でガッチリ固定される点もまさに現場仕様といったところでしょうか。
個人的にエフェクターにはサウンドや使用感はもちろん、ルックスからイメージできる音の良さもあると思います。
Super Retro Seriesには今後も大注目ですね。
それではまた!
White Guitars