.strandberg* Salen(セイレーン)レビュー
Ola Strandberg(オーラ・ストランドバーグ)氏によるスウェーデンのギターブランド。
人間工学に基づき設計され、既存のギターの概念を覆す構造と高い完成度を誇ります。
Djent / Progressive Metal界隈のヘヴィなギタリストから、Jazz / Neo Soulといったギタリストなど、両極端とも思えるふり幅ながら、いずれも新世代のテクニカルなギタリストから支持を得ています。
Salenはstrandbergの中ではやや異色の存在。
テレキャスターに多分にインスパイアされたデザインながら、
EndurNeck と名付けられた台形シェイプのネックに、マルチスケールやヘッドレス構造などstrandbergならではの仕様を持ったハイブリッドなギターです。
特許取得のEndurNeck
ストランドバーグが特許を取得した台形シェイプの EndurNeck は、ローからハイポジションへ移るに従い、平面が低音弦側から徐々に高音弦側へ移動します。
特にクラシカルフォームのプレイスタイルにおいて、スウィープ・タッピング・スラップなど従来のネックシェイプでは得られない極上の演奏性が得られます。
また、ネック材にはローステッドメイプルを使用し、さらにカーボンファイバーも仕込んでいます。
そのため反りに強く、またサウンドの立ち上がりが良く、早いパッセージでの追従性も抜群です。
マルチスケール
フレットが斜めに打たれていますがこれは各弦のスケール(弦長)が異なるためです。
strandbergのスケールは
1弦25″ 635mm(PRSと同様のスケール)
6弦25.5″ 648mm(Fenderスケール,ロングスケール)
高音弦が短く、低音弦が長いことで、低音弦では安定したピッチと曇らずハリのあるサウンドを保ち、
高音弦ではチョーキングなどの演奏性を向上させています。このマルチスケールにより、テンションノートを含む和音も美しく響きます。
ステンレスフレット
ステンレス素材のフレットは摩耗に強いため、長期間演奏してもフレットが擦り減らず、音詰まりなどが起こりづらくなります。
サイズも大きく軽いタッチで押弦可能です。
またサウンドもクリアになります。
ヘッドレス 構造
ヘッドレス構造によりペグと一体化した独自のブリッジは硬質で軽量なアルミ製。
ダブルボールエンドといった専用弦は不要です。
全長も短く軽量なボディもあいまって、可搬性も申し分なし。
一般的なギターケースと比べてもコンパクトです。
Classic vs Deluxe
現在店頭にはClassic Butter (Trans Butterscotch ) と Deluxe (Candy Apple Red)の2機種があります。
ピックアップはどちらもsuhr製のテレキャス用を採用していますが、
ボディ材の違いでサウンドも若干異なります。
Classicの特徴はソリッドのアッシュボディ、バーズアイローステッドメイプル指板。
クラシックなテレキャスターサウンドをモダンに推し進めたタイトでクリアなクサウンド。
Deluxeの特徴はくり抜かれたチェンバードのアルダーボディに、パーフェロー指板。
Deluxeの方がエアー感がありつつ、艶っぽいしっとりとした広がりのあるサウンドです。
現在バタースコッチのClassicはチョイ傷特価です!
各モデル詳細は下記画像リンクよりご覧いただけます👇