【レビュー】ABASI GUITARS USA製 Larada Custom7 Multi Scale Burl Maple Top
スティーヴ・ヴァイが持ち掛け実現したGENERATION AXEでも選出され、
今最も世界でも脚光を浴びている新世代ギタリストが求める全てが詰まったアバシギター。
日本製Abasi Conceptも製造されていますが、今回ご紹介するこちらは、USA製。 世界的にも市場流通本数が非常に少ない希少な一本。
本人使用機と同様のウレタンサテン仕上げ、そして国産との一番の違いであるセットネック仕様 。
プログレッシブメタル/ジェントバンドのAnimals as LeadersのギタリストTosin Abasi (トーシン・アバシ)自らが設立したブランド。
Ibanezのプロトタイプを基に、アメリカのギター工房「Falbo Guitars」のFrank Falboが開発し、アバシが求める究極の演奏性とサウンドを具現化しています。
まず目を惹くのがバールメイプルのエキゾチックなルックスを有する、オリジナルシェイプのボディ。
大胆なシングルカッタウェイによるボディ・ネックが一体になった響きは、
濃密さとアコースティカルさを併せ持つ独自のサウンド。
軽量化も視野に採用したローステッドバスウッドにも由来したサウンドと言えます。
それをピックアップするのがFISHMAN トシン・アバシ・シグネチャーPU「PRF-MS8-TA2」。
ご本人は親交のあるギタリストに配るほどの気に入りようで、7弦の低域を曇らせることなく再生するモダンヘヴィネスなモードと、
パーカッシブな奏法に最適なワイドレンジなモードの切替がボリュームポットのプッシュ/プルにて可能。
面倒な電池交換も不要で、バックパネルに配したUSB端子での充電で最大100時間駆動が可能です。
そしてdjent界隈ではスタンダードになりつつあるマルチスケールを採用した7弦。
低音弦でもピッチが良く、テンションコードも美しく響きます。
加えてフラットな指板ラジアスを採用し、ハンドメイドならではの低い弦高セッティングを可能にしています。
磨耗に強い硬質なステンレスフレット、ネックには剛性の高いウェンゲ、指板にはメイプルを採用することで、演奏性・サウンドともにスラップ、タッピングといったパーカッシブなプレイの特性を最大限に引き出します。
国産モデルとの一番の違いはこのセットネック仕様。シングルカッタウェイながら、ハイポジションまで深くヒールレス加工されています。
プログレッシブメタルのようなテクニカルなプレイに最適なクラシカルフォームでの演奏性は抜群。
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