【レビュー】Vola Guitar Vola Zenith QRA【夏音2019】
本日ご紹介するのは
Vola Guitar Vola Zenith QRA
あまり聞き馴染みの無いブランドだと思います。
Vola Guitarとは
“Voice of Life and Arts”をコンセプトに、ギタリストのための品質を追求しており、製造は主に日本の提携ファクトリーにて生産しています。一部カスタムショップのような位置づけでUSA製もございます。
創立から僅か数年で、2017年のNAMM Showに初出展。その後も毎年出展しており、年々メディアへの露出とともに知名度も上げています。
CEOのShawnとNAMM2018にて。
2018年にはアメリカにて法人登録を完了。RockやMetal系のプレイヤーを中心に使用アーティストも増え続けており、今後さらなる発展が期待されています。
それではVola Zenith QRAについて詳しくご紹介です。
Vola Guitar
Vola Zenith QRA – Trans Purple
こちらはグレードの高い木材を用いて、世界が認める日本製のクオリティにてまとめ上げた珠玉の1本。
5A Grade Flame Maple Top ボディ
ボディトップには最上級の5Aフレイムメイプルをドロップトップにて採用。パープルのフィニッシュが美しさを際立たせています。ウッドバインディングからもグレードの高さがうかがえます。
1-piece Aleder Backボディ
ボディバックもアルダー材を1ピースにて贅沢に使用。ウェイトコントロールが難しい1ピースですが本個体は約3.6kgと、サウンド面においてもオールマイティな重量です。
Quarter Sawn Maple ネック
ネックには希少な本柾目のメイプルを使用しています。反りに強くネックの強度も抜群、じっくり長く使える安心感があります。
加えてこのネックはVola Guitarの最も特徴的なスペックを備えています。
ネックシェイプ Vola “large C” shape
昨今のモダンギターへのアンチテーゼとも言えそうな、太めのCシェイプネックです。
トラッドなヴィンテージフィールあふれるグリップ感は格別です。
この握り心地とモダンプレイアビリティ・サウンドを共存したギターは他にはないでしょう。
クオーターソーンのネック材とこの太さが生み出すサウンドも本機ならでは。硬度の高いネックが弦振動をしっかり受け止め、暴れることなく弦1本1本の響きが生きている・・・そんな印象です。
その響きをアウトプットするのが
Vola Guitar オリジナルピックアップ
ボディトップ同様、フレイムの杢目をあしらったボビン。
ネックシェイプ同様、厚みを持った響きを、そのネックの硬度のように固くなり過ぎないよう、生々しさとともに拾い上げています。
クリアでバランスの取れたモダンなサウンドはクリーン~ディストーション問わず幅広いジャンルに対応できます。
ぜひ最後の試奏動画をご覧ください。
Rosewood指板 + LEDポジション
指板にはローズウッドを採用。12インチラジアスでチョーキングも音詰まりすることなく、弦高を低めにセッティングすることも可能。現代的なテクニカルな奏法にも対応します。
ネックの厚みがしっかりありますがクラシカルフォームでも、指板とフレットが幅広なので押弦のしづらさは感じません。
そして、極めつけがLEDポジションマーク。
蓄光のルミインレイが主流ですが、こちらはスイッチのon/offで光ります。カメラの特性上青く見えますが、実際は白い感じです。
GOTOHハードウェア
ブリッジ、ペグには今や世界標準ともいえるGOTOH製を採用しています。
アーミングの滑らかさ、チューニングの安定性に長けたブリッジは、GOTOHの中でも最高峰の「510」クラスを採用。
ペグには各弦に合わせのポストの高さを調整したHAPを採用。ストリングガイドが不要になることで、こちらもチューニングの安定性の向上に一役買っています。
サウンド動画レビュー
いかがだったでしょうか?
オリジナルボディシェイプや、ハイグレードなマテリアル、LEDインレイなど一際目を惹く珍しいルックスと
世界に認められた日本ならではのクラフトマンシップによる確かなサウンドを演奏性を兼ね備えた1本。
ライブや動画配信など、魅せるギターの強力なパートナーとなるはずです。
スペック等詳細はこちら
タグ: Vola Guitar