アップライトピアノの背の高さ 違いは何だろう??
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みなさんこんにちは、ピアノクラウド白山です。
さて、突然ですが、皆さんはアップライトピアノの背の高さに注目したことはありますか?
実は、この背の高さには、それぞれに違いがあり、音や演奏感に影響を与える重要なポイントなんです。
今回のブログでは、アップライトピアノの背の高さによる違いについて、ご紹介していきます。
どうぞ最後までお楽しみください!
目次
高さの種類
アップライトピアノの大きさはメーカーによって異なり、 一般的に高さは110~130cm台まで様々です。
現行のヤマハモデルでは、高さ113cm、121cm、131cmの ラインナップが用意されています。
💡スタインウェイ&サンズ K132だと高さ132㎝、ベーゼンドルファー 120CL高さ120㎝など
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背が高いと音が変わる?
グランドピアノで奥行によって音が変わるのはご存知でしょうか?
実はアップライトピアノも、背の高さによって弦の長さや響板の面積が変わるため、音のボリュームや伸び、深みなどに大きな違いが生じます。
背が高いほどダイナミックレンジ(音の強弱の幅)が広がり、より豊かな表現力を実現します。
もっと具体的に言うとするならば、背の高さが高いことによって、低音弦も長く取ることができます。
低音弦の巻き線を細く長く取ることによって、弦の振幅が大きくなることで、 音の変化の幅が大きくなり、より魅力的な低音に繋がります。
また、アコースティックピアノは弦の振動が響板に伝わり、響板を中心に楽器全体が振動することで音色が完成します。
背の高さが高い=響板の面積が広いほど、 豊かな音を出すことができ、安定した低音と華やかな高音が作り上げられます。
背の高いピアノの方が隠れている部分も含めた鍵盤の長さを長くすることができるため、指先の力がハンマーアクションに伝わりやすく、細かな音の表現がしやすくなります。
これらの違いから、一般的に背が高いピアノの方が、 表現力が豊かで、伸び・響きが良い音が出ますし、弾く際にも気持ちよく 弾くことができるのです♪
○ン○カさんが「白は200色あんねん」と有名な言葉がありますよね、それと似ている気がします。
例えば「赤」って一言で言っても、情熱的な真紅、温かみのある朱色、深みのあるワインレッドみたいに、同じ「赤」でも全然違う表情がありますよね。
背の高いピアノになればなるほど、この「赤のバリエーション」が増えて、演奏者の表現力をより引き出してくれるんです。
「え、このピアノでこんな音も出せるの?」みたいな発見がどんどんあるのが、良いピアノの面白さです。
同じピアノなのに、弾く人によって情熱的な赤になったり、切ない赤になったり、さらには「この色、赤なの?」みたいな意外性まで生まれる。
まさにピアノは「音のカラーパレット」みたいな存在なんですね。
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背が低いと良くないの?
答えは『NO』です。
弦の長さや響板の面積が小さくなるため、 音のボリュームや深みに限界がある場合があります。
また、低音域では、背が高いモデルほどの豊かさや力強さが得られにくいことがあります。
ただし、これはあくまで「背の高いモデルとの比較」であり、日常的な演奏や練習には十分な音質を持っています。
背の低いピアノは以下のようなメリットもあります。
・省スペース性:背が低い分、設置場所を選びやすく、小さな部屋にも馴染む。
・価格の手頃さ:背の高いモデルに比べて価格が抑えられていることが多い。
実際に引き比べてみよう
現在、MPC楽器センター白山では、同じシリーズで高さの異なるリニューアルピアノを展示しております。
ぜひ実際に弾き比べて、その「違い」を体感してみてください!
当社ピアノ工房で丁寧に整備を行っておりますので、安心して長くご愛用いただけます💡
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1月31日まで
特別価格にて展示中
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▪️YAMAHA U1H
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U1Hは1970年代前半から80年初期まで製造された、YAMAHAピアノのロングセラーモデルです。
鍵盤を押した瞬間になる綺麗な音は、YAMAHAピアノを代表するような音色。
遠くまで豊かに響く、「きめ細かい、粒立ちのはっきりとした音」というイメージがあります。
明るい曲調での演奏が似合う音色をしていますが、しっとりとした曲調にも対応できる、素直な楽器です。
サイズ | 高さ121cm×幅150cm×奥行61cm |
重さ | 217kg |
価格 | 398,000円(税込) |
※外装塗装を、鏡面黒艶出しからスノーホワイトへ再塗装しております。
U1H(高さ121cm、スノーホワイト塗装)は、清潔感とエレガントさを兼ね備えたピアノです。
コンパクトながら存在感があり、小~中規模の部屋でも圧迫感なく調和します。
ナチュラル、モダン、クラシックなど、さまざまなインテリアスタイルに適応できるのも魅力♪
▪️YAMAHA U3H
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1972年4月から1980年9月までの8年にもわたり、「Uシリーズ」と呼ばれるヤマハスタンダードモデルの中で最も長い製造期間を誇る人気モデルです。
U3Hの3は背の高さ131cmのピアノのことを表し、1型(背の高さ121cm)のピアノと比べて背の高さが10cmも大きくなっています。
サイズ | 高さ131cm×幅154cm×奥行65cm |
重さ | 248kg |
価格 | 495,000円(税込) |
※外装塗装を、鏡面黒艶出しからスノーホワイトへ再塗装しております。
高さが121㎝のピアノと比べると、10cm高くなるだけで視覚的な存在感が大幅にアップします。
堂々としたフォルムは、部屋全体に高級感と洗練された印象を与え、ピアノを「主役」として引き立てます。
シンプルでありながら主役級のデザインは、インテリアとしても目を引き、部屋の中心的な存在となるでしょう♪
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皆様のご来店を心よりお待ちしております♪
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