ピアノの鍵盤はなんで88鍵??
みなさんこんにちは!ピアノクラウド 白山鍵盤スタッフの水口です。
みなさんの中に、「なんでピアノの鍵盤って88鍵なんだろう?」と思われたことがある方はいらっしゃいませんか?
店員さんと話しても、「88鍵でお探しですか?」と聞かれたり、
ピアノの先生から「88鍵のピアノを準備して下さい。」と言われたり。。。
なので今回は、その謎を解き明かしていきたいと思います!笑
まず、結論から言いますと、「人間の耳で聴き取ることができる限界の音」がちょうど88鍵の周波数なんだそうです。
なので、鍵盤の数を増やしてもノイズにしか聴こえなくなるみたいです。
不思議ですよね。
元々は54鍵からスタートしたピアノですが、音楽の発展と共に、音楽家たちからもっと表現力を付けたいといった声が上がり、今の88鍵に至ったそうです。
当時の音楽家たちの音楽に対する情熱がうかがえますね。
88鍵全て使っている曲は?
「じゃあ88鍵盤使っている曲ってあるの?」と思われた方、探してみたらありました!
ヤニス・クセナキス作曲の「ヘルマ」という曲です。
一般人の私には、もう何を弾いているのか分かりません。。。笑笑
でも、答えのない世界を楽しむのが芸術ですからね!私もいろんな曲を聴いて勉強しないといけませんね。
最高音と最低音の鍵盤を使う曲は??
そしてこちらが88鍵は使わないけれども、左右の端と端の鍵盤を使う曲。
ラフマニノフ作曲の「ピアノ協奏曲第3番」です。
弾いているのは反田恭平(そりた きょうへい)さんです。すごいとしか言葉が出ない・・・。笑
こんなに難易度の高い曲を弾きこなすってことは、きっとご両親も音楽関係で小さい頃から英才教育で・・・と思いきや、
お父様はサラリーマンで、お母様は主婦というごく普通の一般家庭で育ったそう。
なんですかね〜音楽って。やっぱり生まれ持った才能ですかね。
でも、きっとこういった方々もきっと努力されているから才能という言葉で片付けてしまうのは失礼なので、あまり言いません。
そして少し反田さんの興味深いエピソードを見つけたのでご紹介を。
反田さんはごく普通の一般家庭に育ちますが、高校進学を決める際、父に「音楽の学科がある高校に行きたい」と断言。
しかしお父様は簡単には許さなかったらしく、「そんなに音楽高校に行きたいのなら、コンクールで1位を取って、その賞状を俺のところに持ってこい。」とひと蹴り😂
そして見事にコンクールで優勝を飾り、桐朋女子高等学校音楽科への進学を決めたというエピソード。
ピアノの実力が凄いのはもちろんですが、ピアノに対する情熱も飛び抜けていますよね、やっぱりこういう結果を出す人たちは。
話が脱線してしまいましたが、ピアノの88鍵は、長〜い歴史をたどって今に至りました。
何事も、進化を望む人たちがいてこそ、物事は進化していくんですね。
今も昔もピアノに対して熱い情熱を持っていた人達がいると知って、とても嬉しい気持ちになりました。
みなさんもピアノを弾く際、このエピソードを思い出して弾いてみてくださいね♪
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