楽譜の「中級」ってどの程度のレベルなの？

楽器センター白山の織田です。

金曜ロードショーで10月末から11月にかけて放映が決まっているからか、

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の楽譜はありませんか？とお問い合わせいただきました。

楽譜もたくさんいろんな種類が発売され、当店でも多数お問い合わせいただいております。

市販されている楽譜だと、Sincerelyのみございます。

アニソンの曲集にいくつか載っており、今のところ中級から上級の楽譜しかないようですが、認知されていけばもっと簡単なレベルも発売されていくかも……。

「鬼滅の刃」のように老若男女幅広く人気がある楽曲が多いと、楽譜もいろんなレベルやアレンジのものが出てくるので、 まだ初心者から挑戦できたり、難しいアレンジを望めばそれも叶います。

クラシックと同じようにポピュラーもいろんな出版社から発売されていく・・・

ちょっと人気は落ち着いてきましたが、「鬼滅の刃劇場版・無限列車編」の主題歌「炎」を弾こうと思ったら、多くの楽譜が出版されています。

最近は、一つの楽譜に初級・中級・上級といろんなレベルの楽譜があつめられたものも多いです。

一番原曲に近い楽譜が欲しいと思ったら、オフィシャル（公式）の楽譜を買いましょう。

オリジナルのイラストが表紙なら間違いなくオフィシャルです。 

楽譜のレベル設定

さきほど、最初に出る楽譜のレベルは中級程度と申しあげましたが、 どの程度か簡単に言えば、 クラシックを習ってらっしゃると「ブルグミュラー25番程度」にあたるようです。 

「初心者はちょっと難しいけれど、上級者が演奏するにはちょっとものたりない程度」。 

でも言葉で言ってもピンとこないですよね・・・。

楽譜をご覧になってみて、以下2点のポイントをチェックしてみましょう。

①和音が多くつかわれているかどうか

②左手の演奏が難しいかどうか

①は和音は2音以上一緒におさえて弾くということです。

下記のような楽譜だと左手は3音ありますので、和音です。

②ですが、左手は入門から初級レベルは単音をずっと伸ばすだけであまり動きがありません。

同じく、下記の楽譜をみると同じ和音が一小節間変わりません。

レベルがあがるにつれて、左手の音の数が増えたり、リズムが変則的になっていったりします。

楽譜を選ぶ際にレベルを判断するヒントにしてみてください。