バルブオイルの違い(6.30更新)
みなさんこんにちは!浅井です。
今回のブログのテーマはバルブオイルの違いについて!
ご来店いただいたお客様の中でも多くご質問がありましたバルブオイルについて紹介させていただきます。
これからバルブオイルを買われるお客様はぜひ参考にしてみてくださいね!
目次〜このブログでわかること〜
5_Hetman(ヘットマン) Light Piston(ライト ピストン)オイル
1_店頭に置いてあるバルブオイルについて
店頭には常時ヤマハ・バック・ウルトラピュア・ラトロンバを販売しております。
お取り寄せ可能のオイルも多数ございますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
2_YAMAHAのバルブオイルの違い
店頭に置いてあるYAMAHAのバルブオイルは4種類あります!
みなさまは違いがわかりますか?
●レギュラー
4種類の中では粘度が中間の位置にあるオイルです。
通常使用の奏者やスタンダードモデル等ピストンクリアランスが中庸の楽器にオススメのオイルです。
初心者の方は最初のオイルとしてもオススメです。
●ライト
粘度はレギュラーよりも低いオイルとなっています。
特別に早い動きを必要とするジャズ奏者やXenoモデル等ピストンクリアランスの小さい楽器にオススメのオイルです。
クリアランス→ピストンとピストンケーシングとの隙間のこと
●スーパーライト
粘度は4種類のなかでも一番低く、アドリブなど特別に速いパッセージの演奏に適したオイルです。
ピッコロトランペットなど高音での演奏が求められる特殊管にもオススメのオイルです。
●ヴィンテージ
4種類の中では一番粘度が高いバルブオイルです。
ユーフォニアムやチューバなどの低音楽器、長年愛用してピストンとピストンケーシングの隙間が
大きくなっている楽器にもオススメです。
3_Bachのバルブオイルについて
トランペットなどで人気のメーカーのバルブオイルです。
本来のバルブオイルの効果に加えて、『音を飛ばしたい』、『音程を良くしたい』などの悩みにも
考慮されています。
ヤマハのオイルよりも粘度が少しあるのが特徴です。
4_自分に楽器に使っているバルブオイルはあっている?
少し余談を😄
バルブオイルはピストンとピストンケーシングの間を埋めて、金属同士の摩擦での消耗を防いだり、ピストンの動作を良くする役割があります。
つまり…バルブオイルはその隙間にとどまっていないと意味がないのです!
なので、大きい隙間に粘度の低いオイルを使うと流れ出てしまい、逆に金属同士の摩擦につながってしまいます!
逆に小さい隙間に粘度の高いオイルを使うとピストンの動きが重くなってしまいます。
ピストンを押した時にかさかさ音や金属同士で擦れる感じはないですか?
もしあったら、ぜひオイルを見直してみてください!
※ピストン内に小さい異物が入っている場合もあります。
さて、どんどん紹介していきますよ!!
5_Hetman(ヘットマン) Light Piston(ライト ピストン)オイル
かつて米国自動車メーカーの開発部門に所属したHetmanが2年間かけて開発したオイルです。
デリケートな動きの潤滑と楽器の保護を目的として特別設計されました。
こういう楽器におすすめ |
新しい楽器、ピストンがタイトな楽器 |
※現在お取り寄せとなっております。メーカー在庫が無い場合もございますので予めご了承くださいませ。
6_La Tromba バルブオイル
このバルブオイル はT1〜T3まであります。
高い ← 粘度 → 低い |
T1 T2 T3 |
こういう楽器におすすめ |
トランペットやホルン |
7_ウルトラピュア バルブオイル
無色、無臭で長持ちのするオイルです。
他のオイルとの違いはバルブケーシング内での気泡の発生を抑え、よりスムーズなバルブアクションができる点です。
粘度的にもスタンダートなオイルです。
こういう楽器におすすめ | |
トランペットからチューバまで |
8_Warburton(ワーバートン) PDQバルブオイル
類まれな即効性のあるバルブオイルです。
ピストンの動きの速さを求める方におすすめです。
こういう楽器におすすめ | |
トランペット、速い動きを求められる金管 |
※現在お取り寄せ商品となっております。
9_最後に
今回紹介したバルブオイルは店頭に常備しておりますので、ぜひブログを参考に選んでみてくださいね!
それでは次のブログでお会いしましょう👋
ブラステック白山