E12FとYCL-450を比べてみた!
みなさんこんにちは!浅井です。
今回はクラリネット吹きの私がE12FとYCL-450の魅力を比べながらお届けします!!
1番下にはスタッフのセッティングも載せてあります!
このブログでわかること
・それぞれの楽器のつくりの特徴
・ケースの違い
・吹き心地、音色の違い
目次
1_E12Fについて
クラリネットの大人気メーカーBUFFET CRAMPON(ビュッフェ・クランポン )のスチューデントモデルです。
フランスでつくられており、一つ一つのキイが熟練した職人の手で丁寧に作られています。
2_YCL-450について
YAMAHA(ヤマハ)の初級者向けクラリネットで、日本で作られています。
YAMAHAのクラリネットの特徴は何といっても正確な音程、吹きやすさです!
3_ケースの比較
【E12F】
楽器収納と小物収納の2重式のケースになっています。
ペンを入れられるマルチ収納もついているので機能性もバッチリです。
1番手前にも小物入れがついているのですぐに取り出したいときに便利ですね(^^)
【YCL-450】
E12Fと比べると2重式にはなっていませんが、ケースをあけた内側にポケットがついています。
楽器本体ケースをあけながら何かを取り出したいというときに便利です。
4_ベルの比較
E12Fには軽量化のためベルリングがついていませんが、YCL-450にはベルリングがついています。
○重さ比較
E12F 100グラム
YCL-450 120グラム
5_バレルの比較
E12Fはなだらか、YCL-450ははっきりと洋梨のようにくびれた形状になっています。
みなさんはバレルを変えると吹き心地や音色が変わることをしっていますか?
重さ、形状の違いなどで暖かい音になったり、クリアな音になったり…
実際にマウスピースとバレルだけで吹いてみました!⬇️
【E12F】 重量 50g
息を入れたときに奥行きを感じました。
YCL-450に比べると、ほんの少し抵抗感がありました。
クリアな発音、音色が印象的でした。
【YCL-450】 重量 40g
E12Fとくらべて、発音や音色が毛布のようにやわらかい印象をうけました。
6_指掛けの比較
クラリネット吹きなら誰でも思う「親指が痛い!!」
指掛けの大きさによって楽器が安定して持てたり、親指の負担が軽減されたりと
小さいパーツでも結構重要な部分なのです🌟
←E12F指掛け
(横幅約1.4cm)
奏者の手の大きさに合わせて動く、可動式指掛けです。
実はクランポンの楽器は指掛けの右側が少し薄く作られているのです😎
ストラップを使うときに便利なリング付きです♪
←YCL-450指掛け
(横幅約1.6cm)
こちらもE12F同様可動式・リング付きの指掛けになります。
大きな違いは、親指に当たる部分にコルクが貼ってあることです。
金属が指にくいこんで痛い!ということが解消されますね😉
7_タンポの比較
←YCL-450
フィッシュスキンタンポが使われています。
フィッシュ…魚?と思われるかもしれませんが、
フェルトをブラダー(豚の腸)で巻いたものなのです。
柔らかい音が特徴で、一個あたりの価格がリーズナブルですが、皮タンポと比べると耐久性は劣ります。
←E12F
皮タンポがつかわれています。
フェルトの上に皮を巻いたものになっています。
とても耐久性があり、密閉性にもすぐれています。
こちらも柔らかい音が特徴ですが、年月が経つにつれて硬化していくので音色に影響がではじめます。
8_スタッフが吹いてみて
●E12F
柔らかな吹き心地が印象に残りました。
暖かく上位機種を感じさせるような音色も魅力的です。
どの音域もコントロールがしやすかったです。
YCL-450と比べると少ない息でパワフルに演奏できるというように感じました。
芯がまっすぐな音というよりは周りにふんわりと響くという音色です。
【ポイント!】
☆ずっと吹いていたいくらい限界を感じない!
●YCL-450
芯がありつつも柔らかさを感じさせる音色でした。
とにかく癖のないすっきりとした吹き心地です。
E12Fと比べるとほんの少し吹きごたえはありますが、演奏の安定感につながると感じました。
まわりにふんわり響くというよりかは芯があってまっすぐ遠くまで届く音色です。
【ポイント!】
☆音程の取りやすさが魅力!
9_最後に
2本のクラリネットについての違いが伝わりましたか?
メーカーで吹き比べをするとそれぞれの個性が感じられます。
もしメーカーで迷われている方はぜひ吹き比べをしてみてくださいね♫
【スタッフのセッティング】
マウスピース:5RV Lyre
リガチャー:SILVERSTEIN(シルバースタイン) ESTRO(エストロ)
ブラステック白山