ヤナギサワの工場にお邪魔しました!
入荷するとすぐに売れてしまう“ヤナギサワサックス”
当店でも大変人気のメーカーです︎💕
そんなヤナギサワの工場見学に行ってきました!!
新幹線に揺られて🚄着いたのは・・
東京都板橋区にある株式会社 ヤナギサワ/柳澤管楽器
見学前からドキドキワクワクでした(*^^*)笑
パーツの製作から1本の楽器として完成するまでの工程を行っています✨
今回のブログでは、工場見学を通して感じたことをお伝え出来ればと思います。
株式会社ヤナギサワ
工程: 管体作り、ネジ・キイ製作、キイ加工、研磨 他
株式会社ヤナギサワでは、1 枚の板からサックスの形になるまでの工程を見させていただきました。
600 ほどのパーツから成り立っているサックスは 1 枚の板から形として切り抜く作業は機械でされていましたが、
機械で型抜きをして終わりではなく、ネジやキイカップなどの細かいパーツも職人さんが 1 つ 1 つ見た目や触り心地にこだわって作られていました。
ヤナギサワ管楽器
工程:ポストやキイの溶接、ネジや芯金の位置調整、塗装、研磨、キイの組立、彫刻、最終調整・検品 他
柳澤管楽器では、管体やパーツとして完成したものを溶接・組立をする工程を見させていただきました。
管体にポストを溶接する作業は温度が下がったときに変化することを想定して溶接されているとのことでした。
そのあとのキイの組立の工程では、ポストの溶接の際に 1 本 1 本個体差が出てしまうためキイはその個体専用に調整・組立をされていました。
工場の中の様子はコチラから⬇️
① ヤナギサワサックスのこだわり
柳澤でサックスを作ろうと思ったきっかけやヤナギサワのサックスの歴史について社長様からお話をお聞きました。
特に印象に残ったことが2つ✨️▽
・大きな工場で大量生産をするのではなく、昔ながらの小さな町工場で製造を行っている
・出来るだけ機械に頼らず、人の手で作り上げることにこだわられている
ということでした。
人の手で作り上げることで、さらに良くするためにどうしたら良いのか、日々考えて仕事をされており、発見が多くやりがいがありますとおっしゃられていました。
② 所感
ヤナギサワサックスの工場見学をさせていただいて、初めて楽器を 1 から作る工程を見ました。
約600ものパーツから成り立っているサックスを100人近くの方が何かしらの工程の中で携わっており、
1本の楽器として完成するのは凄いことだと感じました。
細かな作業も機械に頼らず人の手で 1 本 1 本こだわりをもって作られているのが印象的でした。
全て人の手で作られているため納期がかかってしまったり、少しの個体差があるとは思いますが、
全く同じ個体は存在しないため手にした方にとって“特別な1本”になるのではないかと思いました。
日本の町工場で1からハンドメイドで作られていることはまだまだ知られていないと思います。
今回の工場見学で私自身が感じたことやヤナギサワの職人さんがハンドメイドにこだわって作られている想いを、
お客様とのお話の中でお伝えし、ヤナギサワのサックスをより多くの方に知っていただき触れていただけたらと
思います。
③ 番外編
以前、管楽器専門月刊誌『パイパーズ』にも掲載されていた”漆塗りのサックス”を見せていただきました🎷❤️𓂃 𓈒
富山大学に通われていた、学生さんが卒業制作で手掛けたことがきっかけで生まれた“漆サクソフォン”。
漆で加飾されたソプラノ・アルト・テナー・バリトンは「四季」というテーマのもと季節の花が描かれています❁⃘*.゚
伝統的な日本の美しさや遊び心を堪能できる、傑作のサクソフォン。
世界に1本ずつしか存在しない貴重なサックスでした🤩
1枚の板から1本のサックスとして組み上がり完成するまでの工程を見させていただいて、
機械に頼るのでなく、細かい作業も職人さんが手作業でされている姿がとても印象的でした✨
ヤナギサワの職人さんがハンドメイドにこだわって作られている想いを、今後お伝えし広めていきたいと思います。
ブラステック福井