【修理ブログ】一年に一度は楽器も健康診断を!
こんにちは?リペア担当の三浦です。
先日、お客様が
?【低いドの音が急に出なくなった!】
とアルトサックスを持ってこられました。
お客様
?【でも、ドの音のタンポ?は、ちゃんと閉じてるようなんだよね、、、】
※タンポとは、楽器の穴を塞いでいるパッドのことです。
お話を伺い、早速拝見させていただくと?
確かにドの音(サックスの右手小指)の所は、
キイを押せばしっかりと塞がっているようです。
では次に考えられる原因は?
ぱっと見だけで分からないタンポを塞がり具合を私たちリペアマンは“リークライト”と呼ばれるライト?を楽器の中に入れて、
光の漏れ方で判断します?
今回のお客様のサックスの場合↓
出ない音のひとつ上のキイ
レ♯のタンポが!!
きちんと閉じておらず、隙間が出来ていました?
この箇所は、何も押さなくても普段から塞がっていないといけないのですが、
演奏し、水分を含みタンポが膨らみ
乾燥して、と
タンポの形状が変化したのでしょう。
タンポは水分を含んで状態変化を起こします!
まずは、タンポを塞ぐ妨げになる
トーンホール(穴)のフチの汚れを取ります!
綺麗にしてから
タンポが付いているキイを炙り
熱を加えて
タンポの接着剤を一度柔らかくします。
そして、トーンホールをしっかり塞ぐよう、
タンポの角度を調整するのです??
全方位から見て、隙間のない状態にまで
ピタッと閉じるよう、調整しています✨
タンポの隙間は息漏れの原因に。
意外と気づいていないところで、
タンポも状態変化を起こしています。
せっかく吹き込んだ息も
実は息漏れしているかも?
そうならないためにも!
定期的なメンテナンスは必要です?
楽器のメンテナンスは私たちにお任せください!
5分程で、楽器の状態をチェックできますよ☺️
点検は無料ですので、
お気軽にご相談くださいね?
お客様もしっかり音が鳴るようになって喜んでらっしゃいました?良かったです?
楽器の健康診断✨
ぜひ定期的にお持ちくださいね(*^^*)?
お電話でのご予約承っております。
☎︎0776-52-0711
担当:三浦 or 辻 まで♪