【修理ブログ】フルート頭部管の秘密
2020/03/15 11:23:26
新型コロナウイルスの影響で、学校や部活動、レッスンなど、お休みになってしまっていることも多いかと思います?
お休みで時間があるからこそ、普段お使いの楽器を修理にお持ちいただくお客様も多いです!
今回は先日お持ちいただいたフルート修理のご紹介です☺
「全体的に音が鳴りにくいんです…。」
と可愛らしい学生さんがフルートをお持ちくださいました。
どこが原因かなぁと見てみると…
ヘッドコルクの位置が左にずれてしまっていました。
ヘッドコルクって何??
という方も多いのではないでしょうか。
実はフルートの頭部管の中にはコルクが入っているのです↓
このコルクが古くなってくると
キャップ部分がクルクル回ってしまったり、
先程のようにお掃除棒を入れると線がずれてしまったりします。
これが原因で音が響かなくなったり、音程が合わなくなってしまうのです?
そこで新しいコルクに交換します!
左が古いコルクで、右が新しいコルクです。
大きさが全然違いますね(*_*)
交換したあとはお掃除棒を入れてコルクの位置を確認します!
線が真ん中になりましたね!!
皆さんもお持ちのお掃除棒で、いつもは手で持つ方から頭部管に入れれば確認することができます。
ぜひ確認してみてくださいね✨
楽器センター福井では2人の管楽器リペアマンが皆さんの楽器生活をお手伝いさせて頂きます?
なかなか普段は調整に出す時間がない方も
お時間のある機会にぜひ点検・調整に出されてはいかがですか??