[西洋のウクレレ!?] ukuleleconcertarchtop–Spruce TOP/Birdseye Maple SIDE & BACKをレビュー
こんにちは、ウクレレカラーズ高岡店の山崎です🤙
ウクレレ愛好家の中で密かに人気を集めているda h(ダアッカ) という事で前回からda hの魅力をお伝えさせて頂いております。
今回のブログから一本一本にフォーカスしてお伝えさせて頂こうと思います。という事で記念すべき最初の一本はこのモデル!
「ukuleleconcertarchtop–Spruce TOP/Birdseye Maple SIDE & BACK」です。
初めて見た時、本当に衝撃を受けた一本。これはウクレレなのか?ヴァイオリンなのか?
人とは違った個性あるウクレレをお探しの方! 必見ですよ!
Topics
1,インパクトがありながらも洗練されたデザイン
まず見て頂きたいのはそのデザイン、ルックス
一目見ただけでも一般的なウクレレの姿とは大きく異なっていますよね。秘密はそのボディにあります
元来のウクレレが持つハワイアンな雰囲気とは打って変わった、ヨーロピアンな趣。既存のウクレレのデザインにアーチトップギターやヴァイオリンのデザインを取り込んでいます
ヴァイオリンに使われるデザインのブリッジとテールピース。木製でできており、見た目に豪華さをプラスしています
正面の材には細かい木目が出たスプルース材を使用。ヴァイオリンのパーツともマッチした異国感あふれる綺麗なルックスです
サイドバックにはなんと“BirdseyeMaple(バーズアイメイプル)”がふんだんに使われています。
ハードメイプルの材に浮かび上がる模様で名前の通り鳥の目のような斑点模様が特徴的です
稀にしか模様が浮かび上がらない希少な材で、使われているウクレレも決して多くはありません。
木製ペグをよく使用されるda hのウクレレですがこちらのモデルはあえてgotohのペグをチョイス
ゴールドのカラーが全体の雰囲気を崩すことなくアクセントを加えています。チューニングの安定度もお墨付きです
2,ハンドメイドならではの素朴さ
高級感あふれるだけでなく手作りだからこその温かみも持ち合わせています。
まずはストラップピン。指板やブリッジと同じエボニー材で作られています。部品一つ一つにも平川氏の木工加工のテクニックが光ります。
ヘッド後ろに刻まれたda hの文字。インレイを入れるのとはまた違った素朴なデザインが雰囲気を醸し出しています。
実はf字ホールの中を覗くと平川氏の名前のサインが刻まれています。(見えやすいように写真は明るくしています)
手作りの楽器だからこそ出来るデザインが細かな箇所にも施されています。
3,独自のデザインが生み出した da hサウンド
気になるのはそのサウンド。楽器としての演奏面でのスペックはどうなのか?
サイドから見るとよく分かりますが、アーチトップ状に加工されたボディデザインをしています。
アーチトップはフラットトップに比べふくよかで優しいサウンドを生み出してくれます。
ブリッジを頂点として緩やかな曲線を描いています。弦のテンション感が他のウクレレよりも高く少しの力で鳴らすだけでも長いサステインを生み出しています。
更に弦が山状に張ってあっても、指板との距離が一定になるよう指板にも傾斜を設けています。
どのポジションを押さえても限りなく一定の力で押弦することが可能です。ソロウクレレのような様々なポジションを使うスタイルでその真価を発揮してくれることでしょう。
このウクレレはハワイアンなウクレレとは根本的に音の方向性が違っており、西洋の弦楽器のような倍音あふれる重みのあるサウンドに仕上がっています。
その理由はやはりサドルやナットの素材を木製にしていることではないでしょうか。平川氏のこだわりが生み出した唯一無二のサウンドです。
個性的なサウンドとルックスに憧れるあなたにおすすめです。
このウクレレを一言でまとめると
・西洋の雰囲気を感じるこれまでになかった新しいスタイルのウクレレ
といった感じでしょうか
・ハワイアンなウクレレは既に所持しており違ったテイストのウクレレを弾いてみたい…
・人とは違ったルックスやサウンドで個性を出していきたい…
といった方におすすめのウクレレになっています。
da hのの中でも特に異彩を放っているモデルである「ukuleleconcertarchtop–Spruce TOP/Birdseye Maple SIDE & BACK」
あなたのウクレレコレクションの彩りを豊かにしてくれること間違いなしです。今回はここまで!
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