ウクレレ2大ブランドMartinウクレレレビュー
こんにちは!スタッフ福永です。
今回は世界的なウクレレ2大ブランドの一翼を担うMartinより待望の復活を遂げたウクレレをご紹介いたします!
Martinとは
200年近い歴史を持つ、言わずと知れた世界一のアコースティックギターブランド。
そんなMartin社ですがかつてウクレレトップメーカーとして君臨していたのはご存じでしょうか。
ハワイアンブーム真っただ中の1920年代、当時のギター生産数の2倍近く(!)のウクレレを製造していたそうです。
世界恐慌のあおりをうけ生産が中止される1933年までの間にハワイアンミュージックの枠を超え幅広いミュージックカルチャーにおいてMartinのウクレレは愛される存在になりました。
そんなMartinウクレレの愛用者はなんといっても「ウクレレの神様」ことOHTA-SAN(オータサン)の愛称で知られるハーブ・オオタさんが有名ですね。
2K Concert Uke
トップ、バックともにワンピースのハワイアンコア材を採用。
ブックマッチ構造のような線対称とは異なるダイナミックな流れを感じさせる杢目は飽きの来ない魅力を持ちます。
バックも流れるような木目がかっこいいです。カーリー杢も透けて見えます。
画像からは伝わりにくいですがサドルもしっかりと加工されオクターブチューニングはばっちりです。
ブリッジ周りの角はしっかりと面取りされ手のひらを添えるようなフォームにおいてもストレスフリー。
ピッチの正確さゆえコードの響きもより美しく響きます。こういった点からジャンルを問わず愛された理由がうなずけますね。
丁寧に処理されたフレットは演奏時のストレスは皆無で流石はMartin。
ペグはオープンギア。軽量なためヘッド落ちの心配はありません。
座って演奏する際はもちろん立って構えたときのバランスのよさは是非店頭で体感していただきたい。
精巧な作りと楽器の構造を知り尽くしたがゆえのブレイシング構造によりとにかく鳴りが良いです。
いつものコードでも奥行きのある鳴り、より正確なピッチ感によって一味違う印象になること間違いなし。
2 Concert Uke
マホガニーをボディに採用。こちらの個体は落ち着いた色味とバインディングのコントラストが印象的ですね。
シックなルックスからはマホガニーの暖かく柔らかい音色が容易にイメージ出来ます。
タッチニュアンスの反応がよく表情豊かな表現を楽しめます。
Martinウクレレのしっかりとしたボディ鳴りをより良く体感できる一本です。
2K Tenor Uke
テナーサイズのこちらもハワイアンコアをボディに採用。こちらの個体は濃い目の色味ではっきりとしたカーリー杢が印象的ですね。
どの角度からでもくっきりとカーリー杢が浮き出ているのがわかります。
もちろんサイドもくっきりと!
バックもかっこいいです。
フレット処理の丁寧さはもちろんのことやや大きめのフレットによりフィンガリングは楽々。
コンサートサイズに比べテンション感のきついテナーサイズですが持ち替えても違和感なく演奏できます。
もちろんこちらもオープンギアペグ搭載。
やはりこちらのモデルも精巧な作りとMartin独自のブレイシング構造により鳴りは抜群!
また絶妙な調整によりコンサートサイズとのテンション感の違いが軽減されているのは大きなメリットかと思います。
ギターからの転向やジャンルを問わないソロウクレレを演奏したい方に是非ともおすすめさせていただきたいモデルです!
異なるサイズ、トップ材のMatinウクレレが弾き比べられるこの機会にぜひ皆様にご来店いただきたいです!
ウクレレカラーズ 白山店