2022年2月5日
MPCピアノメンテナンスの粟野です。
先日、珍しいメーカーのピアノを調律しに伺いました。鍵盤蓋を開けるとSCHWALMENというロゴが入っていて、色は黒に近いくらい深い赤。角のある猫脚がとってもおしゃれなピアノでした。
ピアノの中の構造もヤマハやカワイとは少し違っていて、アクションに使われているパーツが他のメーカーだと樹脂製である個所が木製だったり低音部分のチューニングピンの並び方が縦になっていたりしました。
ただ、アップライトピアノの構造はどんなメーカーのピアノでもおおよそ同じなので、調整と調律の作業の流れはいつも通りです。
乾燥でゆるんでいたネジを締め、きちんと基準を取って各部品の動き方を揃える調整をしました。
鍵盤が正しく動くか確認。
鍵盤の高さを揃える作業。調整は全ての工程をチェックしました。
弾きやすいタッチへとメンテナンスした後、正しい音から大きくズレていたので2回調律して完成です。