2021年9月8日
ピアノ調律師の安田です。
ヤマハグランドピアノC1Lの整備を行いました。
アップライトピアノほど多くはありませんが、時々グランドピアノの整備も行います。
アップライトピアノとは構造が大きく異なるので作業の手順も変わります。脚は本体を支えつつ1本ずつ外して磨かなければいけませんし、アクション(打弦機構)の調整も似ている工程もあれば全然違う工程もあります。
屋根がとても大きくて重いので傷を取り除いて磨くのが大変ですね。ピアノは見た目の美しさも大事なので外装はできるだけばらしてひとつひとつ傷や汚れをチェックしています。
外装の磨き作業。写真は屋根の裏側です。
ペダルも外して磨きます。劣化したパーツは交換します。
弦の表面に付着したサビや内部の汚れもできるだけ落とします。
譜面台は楽譜を置くため特に傷つきやすいパーツです。傷を落とし磨きをかけました。手前の黒いフェルトも貼り替えました。
タッチの調整は全工程見直しました。写真はペダルの調整です。
これは鍵盤の高さを揃える作業です。アクションを引き出して起こす必要があります。
他にも様々な工程を経て仕上げていきます。
グランドピアノの調律や整備をご検討の際はぜひ当社へお問い合わせください。