2021年7月25日
調律師の粟野です。
今回は定期調律に伺ったお客様のお宅で調律師がどんなことしているのか、皆さんに知っていただこうと思います。
写真を撮らせていただいたお客様のピアノは、茶色い木目のアップライトピアノ。あまり見ない、素敵なデザインのピアノです。
みなさんが「調律」と聞いて思い浮かべるのは『狂ってずれた音を正しくきれいにする』事ではないかと思います。
調律師が定期調律で行う作業はピアノの状態やお客様のご要望に合わせて様々です。
写真に撮った内容は一部ですが、ご紹介します。まずは鍵盤の下にたまったホコリを掃除機で吸い取りきれいにしました。
弾き心地に関わるタッチの調整も、前回の調律から時間が経つと変化しているのでお客様の好みに合わせて調整し直しました。
最後に音の狂いを正しく整える調律を行い、完了です。
調律した後、お嬢さんがいま練習中のドビュッシーのアラベスクを弾いてくれました。秋に発表会があるので、調律後のピアノでこれからたくさん練習してもらえると嬉しいですね。
※お客様の了承を得て写真を撮影させていただきました。