消音装置の修理

2021年6月13日

工房でピアノの整備をしている安田です。

ただいま買い取らせて頂いたヤマハアップライトピアノYU1Sの整備中です。

ピアノ本体は問題無いのですが、消音装置を作動させてヘッドホンで聴くと音量にところどころばらつきがありました。

これは消音装置の重要なパーツのひとつである発光シートが原因である場合が多いです。経年で光の量が落ちてきます。そのせいで不具合を起こすのです。

取り外された発光シート。

発光シートを交換すると無事に直りました。

消音装置は現在では供給が打ち切られたパーツもあり修理不可となることもありますが、発光シートのように製造から20年以上経過した今でも修理が可能な場合はあります。

ピアノの消音装置の修理、あるいは新規の取り付けについてのご相談は、お電話あるいはメールでお気軽に当社にお問い合わせください。