2021年2月24日
こんにちは。調律師の加賀谷です。
久しぶりに調律のご依頼を頂き、ピアノの内部を拝見。
引っかかりが感じられるタッチ感の原因は、この鍵盤のピンの汚れ。
このピンの表面が汚れたり、サビたりすると、鍵盤側に貼り付けてあるクロスの摩耗が早くなったり、滑りが悪くなったりして滑らかに鍵盤が上下できず、タッチに悪影響が出てきます。
きれいに磨くと、格段にコントロール性能がアップします。特にグリッサンドがわかりやすいと思います。
調律師は音を合わせるだけでなく、総合的にピアノの状態を診断しながら作業を行っていきます。
定期的に毎年調律を実施していれば、ピアノの異変にも早く気がつく事ができます。
いつも良い状態で使用していただくためにも、毎年の調律をおすすめしています。