【田中が弾く】g’7 Special g7-CTL Type-1 – Vintage Olympic White《エレキギター レビュー》
Red Guitars 田中 です。この度は当ブログをご覧頂きありがとうございます。
当店のTwitterなどには度々登場しております私ですが、ブログでは今回が初登場となります。長年ギターを演奏してきた視点から、皆様の楽器選びの一助となるブログを書いていければ、と思っております。
さて、初の投稿にあたりどの商品をリコメンドするか大変迷いましたが、最近当店にやってきた商品の中から個人的に気になったコチラの一本をピックアップ。
【g’7 Special】g7-CTL Type-1 – Vintage Olympic White
「g’7 Special」とは?
まずはブランド「g’7 Special」ついてご紹介いたします。
「g’7 Special」は東京・新宿に工房を構える「G’Seven Guitars」によるプライベートブランド。
プロミュージシャン所有の楽器のリペア、カストマイズなどを長年手掛けられてきた工房で、数多くのヴィンテージ楽器にリアルタイムで触れてきた経験に裏打ちされた高い技術力、そしてセンスが色濃く反映されたブランド…それがこの「g’7 Special」です。
風格のあるルックス
まず目を惹くのが、長年使いこまれたような色の焼け具合やその質感。神々しさすら感じる美しいホワイトフィニッシュのボディに60年代のテレキャスターを彷彿とさせるバインディング(白い縁取り)を施したカスタムテレキャスタースタイル。遠目からでは少々分かりづらいかもしれませんが、このさり気ない主張が個人的には好きなポイント。またリアルな鼈甲(べっこう)ピックガードがより映えるボディカラーとなっています。
ボディ材には選定された良質のアルダー2Pを使用しており、フィニッシュにはアンダーコートから全てニトロセルロースラッカーを使用しており、今後の経年変化も非常に楽しみになる仕上がりとなっています。
「トラディショナルさ」と「扱い易さ」の共存
個人的に楽器選び一番重要だと感じているプレイアビリティ(演奏性)。
シンプルなギターゆえに玄人向け…そんなイメージをテレキャスターにお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。かく言う私自身もその一人でしたが、本機に関してはトラディショナルな感覚を十分に残しながらも指板Rやフレット、ネックグリップなどを現代的にリファイン。トラッドなテレを敬遠してきたプレイヤーの方でも違和感なく演奏できる一本に仕上がっています。
ピッチに不安がある、と言われる方も多いトラッドな3WAYタイプのブリッジですが、Wilkinson製「WT3N」を使用することでその不安も解消。正確なピッチの調整が可能となっています。
艷やかで芯があるサウンド
続きまして、本機の気になるサウンド面について。
テレらしいトゥワンギーでジャキっとしたなリア、程よいクリスピーさがクセになるセンター、そしてファットでウォームなフロント…どのサウンドも甲乙つけがたい魅力がありますが、全てにおいて共通しているのは「艷やかで芯がある」ということ。また粘りのある中音域はスラブ貼りのローズ指板による恩恵も感じられます。
サウンドの要となるピックアップにはヴィンテージPUにみられる”コイルが緩んだ状態”を再現したVanzandt製PU「Dallas Chopper LP」を搭載。弾き手の細かなニュアンスも忠実にアウトプットしてくれます。ある意味ごまかしの効かないギターではありますが、その分チャレンジし甲斐があるギターとも言えますし、あなたの演奏レベルを一段も二段も引き上げてくれる可能性も秘めています。
試奏動画も作成してみましたので是非ご覧ください ⇓
最後に…
高い演奏性、ヴィンテージライクなトーン、そして何よりこのルックスと質感…
日本製ならではの丁寧な仕上げと演奏者に寄り添う実戦的な仕様…製作者のこだわりを強く感じられる一本に仕上がっています。
幅広いジャンル、プレイスタイルに対応する懐の深さ、その表現力の豊かさを内包する逸品…ぜひこの機会にご体感ください。
商品スペック・詳細は画像をクリック ⇓
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タグ: g'7 Special, 田中が弾く